2012年5月30日水曜日

映画監督 新藤兼人氏のこと

亡くなられたことを知ったのは、夕方のニュースです。
ご冥福をお祈りいたします。
タイトルに映画監督と書きましたが、シナリオ作家としても有名で、多くの作品を残されています。
私の手元にも、そのことを綴った一冊の本があります。
映画の学校で仕事をしていた頃、2度ほど講師をお願いしたことがあります。
そのこともあり、監督のことをもう少し知りたくて、出版されると同時に直接シナリオ作家協会から購入したものです。

講義をしていただいたのは13年ほど前のことになりますが、監督について未だによく覚えていることがあります。
・あの当時で90に近いお歳だったと記憶していますが、背筋がぴんとしていて矍鑠(かくしゃく)とされていたこと。
・奥様であった女優「乙羽信子」さんのことを、友達か恋人のように「乙羽さん」と呼ばれていたこと。
・パソコンで作成したプロフィールを確認してもらったところ、作品の「墨東綺譚」について、「隅田川のことだから本当は”さんずい”に墨なんだけど、パソコンでは出ないだろうからこれでいいよ」と言われたこと。
・当時カメラマンであった孫娘のことを、「ふうちゃん」と呼ばれていたこと。

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