「2020東京五輪のボート・カヌー会場に”彩湖”を」という話が出てすぐに消えたことは、地元戸田市民にとってはいまだ記憶に残っています。招致されなかった正式な理由は、「彩湖が調節池」だからと聞いています。競技する上での自然条件が良いことや、なによりも選手が望む会場ということで、当時は「管轄する国交省が、せっかく数百億円掛けたボート施設のほとんどが冠水する情報を流しました。」と非難する記事が見られるほどでした。
しかし今回の台風19号では、その調節池としての役割を十分に果たしたようです。AERA最新号でも、『250万人が暮らす「0メートル地帯」を救った「彩湖」と「首都圏外郭放水路」』として取り上げられています。
つまり、まさに彩湖が冠水してしまいました。その彩湖へ、きょう行ってきました。
10日以上たった今も、サイクリング・ジョギング・インナースケート・散歩等々に利用される彩湖円周の道路はもとより、隣接する野球場・テニスコート・バーベキュー広場・トイレ等々の施設にも、その爪痕は生々しく残っています。
もし会場に決定していたなら、今頃は施設も競技場も水没していたことでしょう。
招致されなかったことで一番胸をなでおろしているのは、元戸田市長をはじめ五輪会場誘致に奔走していた関係者ではないでしょうか。
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