世間では、なぜか昨晩は恵方巻きを食べることで盛り上がっています。私の実家は京都の田舎ですが、恵方巻きはもちろん、太巻きとも呼ばず、単に『巻き寿司』でした。大変な”ごちそう”と記憶しています。
これまでに何度か嫁はんに所望して巻いてもらいましたが、いつも特別な日のごちそう気分になります。
買って来る家では味わえないと思いますが、巻き寿司の一番美味しい個所は、形が崩れそうになっている両端です。1本に2個しかない、貴重な部位です。
我が家の具は、「かんぴょう、椎茸、高野豆腐、卵、かまぼこ、ホウレンソウ」が定番です。沢庵、キュウリが加わることもあります。赤くて甘い「でんぶ」は、決して入りません。じつは、二人ともこれが大嫌いなのです。
具の量とご飯の量の調節が難しいようで、昨晩もかなり太めでした。8本巻きましたが、太さはすべて不揃いです。高野豆腐やシイタケ、かんぴょうによく浸み込んだ出汁が、お寿司を噛んだ途端にしみだし、それが寿司飯や他の具と交わることで最高の味となります。
もちろん巻くのは嫁はん、私は食べるだけです。
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