いつかはじっくりと味わいたいと思っていたのですが、なかなか手にすることができませんでした。少し時間にも気持にも余裕ができたので、先週、贔屓にしている図書館で借りてきました。
そろそろいい歳なんだからと、以前「みっともない老い方」「戒老録」なんてタイトルに興味を示し、内容になるほどなと納得もしたものでした。「弧舟」なんかも、自分としては同じ流れでした。
今回も同様の気持ちで読み進めたのですが、途中ながら何か違っているような気がします。何だろうと自分に問うてみたところ、「禅の教えは、忙しいからこそ、気持ちに余裕がないからこそ必要なんだ。」と諭されているような気がしました。
「禅問答」のようになってしまいますが、「自分自身も、そして世の中も混沌としている時にこそ、禅の智慧が必要なんだ。平穏であれば必要ない。そうだ、ぐちゃぐちゃでわけがわからなくてもいいのだ。」と、変に納得した次第です。
ちなみに、「禅的生活」の著者「玄侑宗久」氏は臨済宗妙心寺派福聚寺の僧侶だそうで、我が家のお寺さんは臨済宗東福寺派です。
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